趣味はと聞かれれば淡水魚と答えます!!

このブログではフィールドでのガサガサ・釣りを報告します。メインはお魚さんです。

人工受精ー2011年のタナゴ人工授精繁殖まとめ③ 第三回目 「成功 金魚鉢沈降法」

今日も雨でしたね~。

早くカラッと晴れて釣りに行きたいです ( ^ ^ )/




今年のタナゴの人工授精に関してのまとめです。


第三回目 「成功 金魚鉢沈降法」  です。




前回の記事では色々な対策を行いましたが、どれも失敗に終わりました。

しかし、水温・水質以外にも水の循環が重要であることがわかってきました。




そこで、今回は以下のように各種道具を配置し、検討しました。


110706-1


前回の対策②との違いは金魚鉢が完全に浸漬している点です。

また、フィルターの反対側にろ過マットを設置しています。




110706-2

金魚鉢(100均で購入)






110706-3

網板(実際に使用したのは56cm×26cmサイズ)








条件
・ヒーターにて25℃設定
・フィルターはイー・ロカ PF-700を使用
・水量は金魚鉢より約5cm上まで
・全体は黒布で覆い、浮上期が近づくと、フィルターと反対側の端を約5cmあけ、光を取り入れる





この状況で人工授精を進めました。


2011/06/03 のタイリクバラタナゴです。

110706-4

ペアです。




110706-5

受精直後です。




110706-6

上図の60cm水槽の中へセットした時です。








110706-7

受精後、15日目です。




無事、浮上しました!!

初の人工授精成功です。

フィルターと反対側のろ過マットの近くを泳いでいました。

光を取り入れた場所の付近です。

おそらくろ過マットが障害物になり水の勢いが弱くなったところで休憩していたものと思われます。

また、受精後15日目という早い段階で浮上しました。

卵黄はしっかりなくなっていました。

温度が25℃であることと、水流があることで成長が早まったものと考えられます。



15日目:2個体
16日目:4個体


浮上率 60% 
(100×浮上個体÷得られた卵  で計算)











2011/06/05 のセボシタビラです。

110706-8

ペア。




110706-9

オス個体。




110706-10

受精直後。







110706-11

受精後、13日目。






こちらも無事、浮上しました!!

手間はタイリクバラタナゴと変わりませんでした。

というか、セットさえしてしまえば、後は放置です。


それまで全くうまくいかなかったのが嘘みたいです。



13日目:1個体
14日目:6個体
15日目:6個体
16日目:2個体
17日目;1個体


ピークは14日目と15日目でした。

浮上率 67% 
(プラスチックチューブによる検討と同時に行ったため、それとは区別しています)






2011/06/19 のセボシタビラです。

この時は仔魚が卵黄を完全に吸収する前に金魚鉢より出てしまい全滅しました。

その前に水量を増やしていた。 その影響??

あるいは黒布を時々めくり、浮上していないか確認していた際に驚いて外へでてしまった??

室内温度が25℃以上になっていた。 温度が高すぎた??


まだ、原因は分かっていません。









今回、この方法を使うことで原因不明の失敗もありましたが、ひとまずタナゴ仔魚の浮上を確認することができました。

この方法を勝手にですが「金魚鉢沈降法」と呼んでます。

略称は鉢沈法→ハッチン法かなと。






以下、簡単にこの金魚鉢沈降法(ハッチン法)のメリット・デメリットをまとめました。


メリット

・温度一定(今回は25℃)
・フィルターを通す+ろ過マットを設置することで水質が安定
・水替えの手間なし(基本的に放置)
・流れがあるため、排泄物が流され、水質改善
・金魚鉢が開放系のため自主的な浮上が可能
・金魚鉢に入れているため壁面が反り返り、誤って系外へ出ることを防ぐ
・温度が高い(25℃)ため浮上までの期間が短い(約2週間。セボシ・タイバラ)



デメリット

・流れがあるために消耗し、死亡する可能性あり
・現状では浮上期に誤ってフィルターに吸い込まれる可能性あり
・稀に仔魚が金魚鉢から出てしまう






また、ポイントと今後の課題は

・水量が多すぎない方がいいかと。
・温度は高くても25℃程度までがいいかと。失敗した時は30℃近くまで温度が上昇していました。
 成長が早く進みすぎている可能性もあります。
・光に当てる割合も重要かと。
・今回のフィルターは仔魚の吸い込み防止はされてません。吸い込み防止はしておいた方がいいかと。
・水流の強さも最適条件を探すことが必要かと。
・今回、金魚鉢は真ん中付近が浮上率が高かったかと。フィルター側に寄せすぎると良くないのかもしれません。




まだまだ改善方法があるはずです。

これから改良してこの金魚鉢沈降法で、浮上率が安定して80%以上出せるよう取り組んでいきたいと思います。




まずは、仔魚の浮上(タイリクバラタナゴセボシタビラ)が確認できて良かったです。

これで、今年のタナゴの人工授精繁殖のまとめは終了です。




スポンサーサイト
  1. 2011/07/06(水) 23:01:55|
  2. 人工授精・産卵
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<産卵ータイリクバラタナゴの産卵の瞬間  110619 | ホーム | 人工受精ー2011年のタナゴ人工授精繁殖まとめ② 第二回目 「試行錯誤」>>

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. |
  2. 2011/08/22(月) 12:07:09 |
  3. #
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://osakana101.blog53.fc2.com/tb.php/450-c1495f3f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

クラシック・アナログ時計

プロフィール

にっし~。

Author:にっし~。
兵庫県在住です。
このブログもとうとう8年目に突入しました。
まさかここまで続くとは(笑)

日本淡水魚は大好きです。
その中でもタナゴはやはり別格ですね。
釣り・繁殖・婚姻色などなどいくつも楽しみがあります。
他には水中写真にも力を入れています。

ただ、周りで淡水魚の釣り・採集・飼育いている人はほとんどいません。
ですので、当ブログで淡水魚に関する意見交換ができればと考えていますm(_ _)m

記事中の色分け
紫色:中層魚、赤色:底物、緑色:甲殻類
水色:両生類、青色:リンク

使用カメラ
SONY α99
OLYMPUS OM-D E-M5(水中)

お知らせ

①写真販売:フォトライブラリーにて 写真素材-フォトライブラリー 
写真素材-フォトライブラリー

にっし~。のページ
主なコンテンツ
淡水魚メダカタナゴ水中夕日
興味のある方はどうぞご覧下さい。

最新記事

カテゴリ

総集編 (24)
飼育 (245)
水槽 (205)
稚魚容器 (40)
ガサガサ+釣り (368)
大阪 (34)
兵庫 (215)
岡山 (29)
京都 (17)
滋賀 (12)
四国 (13)
関東 (12)
北陸 (6)
九州 (19)
その他 (11)
水中写真 (180)
フィルム撮影 (54)
お魚図鑑 (24)
水族館 (12)
人工授精・産卵 (12)
そら (50)
旅行・風景 (11)
カメラ・レンズ関係 (22)
自作ボディキャップレンズ (7)
写真集 (2)
色々 (57)
未分類 (1)

関連書籍

現在なし

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

リンク

このブログをリンクに追加する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2カウンター

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード